『子育てについて語ろう』講演会
2011.12.23 23:12|参加報告|
先日、遠軽町で行われた、児童デイサービスくれよん主催の講演会に
オホーツク分会役員が参加してきました。
以下は出席者の報告と感想です。
「子育てについて語ろう」講演会
平成23年12月17日遠軽町保健福祉総合センター「げんき21」にて、『子育てについて語ろう』
の講演会がありました。
主催は遠軽町の社会福祉法人北光福祉会 児童デイサービスくれよんさんです。
講師はオホーツク重症心身障害児(者)を守る会 浦西孝浩会長、網走市手をつなぐ育成会
小西栄理事務局長、そして当会会長です。
まず始めにオホーツク重症心身障害児(者)を守る会 浦西孝浩会長から講演。
浦西さんは『「自分より先に子どもが死んでくれたらホッとする」からのスタート』
と言う演題でお話されました。
障害種は違ってもその子の障害を受け止めることはとても大変で、「子どもが子どもらしく生きていく事」
と考えられる様になれたのはいろんな人との出会いがあったから、と語っておられました。
オホーツク重症心身障害児(者)を守る会の柱になっているのは、滋賀県立近江学園の創設者 糸賀一雄氏の
「この子らを世の光に」という言葉だそうで、その事を教えて下さった浦西さんの“重症心身障害児(者)は
関わる人の心を育てる”という言葉は、聞いていてなんだか「ほんわか」した気持ちにさせていただきました。
次に網走市手をつなぐ育成会 小西栄理事務局長の講演。
「青年期を過ごす息子と」という演題でお話しされました。
小西さんが『他の子を見て「○○さんはいいな~」と他のお母さんと話したときに、
「いくら話せても人との関わりだったり、就職だったり・・・いろいろ大変なんだよ」と言われたそうです。
その時に「それぞれに違う悩みがあって大変さは皆あるんだ」と思い、「ウチはウチでここまで成長した」
と子どもの成長を感じ喜ぶ事が出来た、という体験談を聞き、先輩ママの小西さんも、
いろんな方との出会いから今に至るのだな~と思いました。
「親心の記録」の紹介もありました。子育てにおいて母親が中心となりがちな家庭が多い中、
母親がいなくなった時など、子どもと離れなくてはならなくなったとき、
我が子のことを誰かに伝えるために記しておくという、とっても良いノートです。
更新しなくてはならないものの期日や、かかりつけの病院、避難場所、相続に関する必要な情報、
そして我が子に伝えたかった親の気持ち、写真などの思い出になるものを入れたり、書いたりできる
のが「親心の記録」です。
アチコチで反響のある「親心の記録」を参考に、釧路(マイノート)、札幌(札幌版親心の記録・まごころの記録)でも作られています。
親亡きあとも幸せに暮らせるように・・・そんな願いが込められている素敵な一冊です。
最後は当会会長の武井の講演です。
演題は「子育てで大事なこと」で、自身の体験から、子どもが自閉症がわかったときの状況や、
障害を受け止めるまでの心情をわかりやすくまとめていました。
その中で、どうして自分の子が障害があるのだろう・・・と失意の中にいたある時、お子さんが
泣いているのを見て「自閉症に生まれてきてごめんね」「こんなぼくでごめんね」と言っている様に
感じた事があったそうです。このエピソードは、とてもとても涙を誘いました。
そして、障害を抱える保護者との関係から学んだこと、これまで勉強して感じたことから
『「親が元気になれば子どもも元気になる」だから保護者は笑顔でいられるようにしましょう。
支援してくださる方は保護者の笑顔をサポートして欲しい。』と語り
講演を終えました。
オホーツク分会役員が参加してきました。
以下は出席者の報告と感想です。
「子育てについて語ろう」講演会
平成23年12月17日遠軽町保健福祉総合センター「げんき21」にて、『子育てについて語ろう』
の講演会がありました。
主催は遠軽町の社会福祉法人北光福祉会 児童デイサービスくれよんさんです。
講師はオホーツク重症心身障害児(者)を守る会 浦西孝浩会長、網走市手をつなぐ育成会
小西栄理事務局長、そして当会会長です。
まず始めにオホーツク重症心身障害児(者)を守る会 浦西孝浩会長から講演。
浦西さんは『「自分より先に子どもが死んでくれたらホッとする」からのスタート』
と言う演題でお話されました。
障害種は違ってもその子の障害を受け止めることはとても大変で、「子どもが子どもらしく生きていく事」
と考えられる様になれたのはいろんな人との出会いがあったから、と語っておられました。
オホーツク重症心身障害児(者)を守る会の柱になっているのは、滋賀県立近江学園の創設者 糸賀一雄氏の
「この子らを世の光に」という言葉だそうで、その事を教えて下さった浦西さんの“重症心身障害児(者)は
関わる人の心を育てる”という言葉は、聞いていてなんだか「ほんわか」した気持ちにさせていただきました。
次に網走市手をつなぐ育成会 小西栄理事務局長の講演。
「青年期を過ごす息子と」という演題でお話しされました。
小西さんが『他の子を見て「○○さんはいいな~」と他のお母さんと話したときに、
「いくら話せても人との関わりだったり、就職だったり・・・いろいろ大変なんだよ」と言われたそうです。
その時に「それぞれに違う悩みがあって大変さは皆あるんだ」と思い、「ウチはウチでここまで成長した」
と子どもの成長を感じ喜ぶ事が出来た、という体験談を聞き、先輩ママの小西さんも、
いろんな方との出会いから今に至るのだな~と思いました。
「親心の記録」の紹介もありました。子育てにおいて母親が中心となりがちな家庭が多い中、
母親がいなくなった時など、子どもと離れなくてはならなくなったとき、
我が子のことを誰かに伝えるために記しておくという、とっても良いノートです。
更新しなくてはならないものの期日や、かかりつけの病院、避難場所、相続に関する必要な情報、
そして我が子に伝えたかった親の気持ち、写真などの思い出になるものを入れたり、書いたりできる
のが「親心の記録」です。
アチコチで反響のある「親心の記録」を参考に、釧路(マイノート)、札幌(札幌版親心の記録・まごころの記録)でも作られています。
親亡きあとも幸せに暮らせるように・・・そんな願いが込められている素敵な一冊です。
最後は当会会長の武井の講演です。
演題は「子育てで大事なこと」で、自身の体験から、子どもが自閉症がわかったときの状況や、
障害を受け止めるまでの心情をわかりやすくまとめていました。
その中で、どうして自分の子が障害があるのだろう・・・と失意の中にいたある時、お子さんが
泣いているのを見て「自閉症に生まれてきてごめんね」「こんなぼくでごめんね」と言っている様に
感じた事があったそうです。このエピソードは、とてもとても涙を誘いました。
そして、障害を抱える保護者との関係から学んだこと、これまで勉強して感じたことから
『「親が元気になれば子どもも元気になる」だから保護者は笑顔でいられるようにしましょう。
支援してくださる方は保護者の笑顔をサポートして欲しい。』と語り
講演を終えました。
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